2001年6月24日
第42回宝塚記念
1着・テイエムオペラオー、2着・メイショウドトウ。
僕等は何度この結果を見てきたことだろう。

41回宝塚記念・・クビ、122回天皇賞(秋)・・2馬身1/2、20回ジャパンカップ・・クビ、45回有馬記念・・ハナ、123回天皇賞(春)・・1/2馬身。
数えてみればその数なんと5回。全てがG1だ。どちらもともに名馬ではあるのだがこの2頭には明らかに「違い」があった。勝者と敗者。メイショウドトウの前には常に埋めきることのできない隙間が、わずかながらも確実に存在した。

テイエムオペラオー
クラシックは皐月賞のみにとどまってしまったものの、その年の有馬記念でグラスワンダー、スペシャルウィークの3着に入線。その素質の片鱗を見せていた。驚異の年となったのは翌2000年。陣営からは「年内無敗宣言」が飛び出し、そして達成してみせた。G2・3勝、G1・5勝。出走する全てのレースで勝ってしまったのだ。翌2001年も初戦の産経大阪杯こそ4着に敗れはしたが、次の第123回天皇賞(春)では当然のように勝利を収め、史上初の「天皇賞3連覇」を達成し、シンボリルドルフの持つ「G1・7勝」の記録にも肩を並べた。

メイショウドトウ
過去に「悲運の名馬」と呼ばれた馬は数多くいたが、メイショウドトウはその中でも最たる存在であろう。
デビューも遅くマル外馬であったが為にクラシック出走はなく、本格化したのは3歳の秋からだ。嵯峨野特別(900万下、ハンデ)、ドンカスターS(1600万下、別定)を連勝し、翌2000年1月の日経新春杯では8番人気ながら2着に入賞した。その後も重賞を中心に好成績をあげていたのだが、2000年6月・宝塚記念でついにテイエムオペラオーと対峙する事になる。
結果は6番人気の2着。グラスワンダー、ラスカルスズカなどの並み居る強豪を抑えての2着なのだから大変素晴らしい成績と言えるのだが・・・。

この後1年間、メイショウドトウはただ1頭の馬に負け続ける事になってしまう。9月のオールカマー・3月の日経賞とG2ではいかなる相手でも確実に勝利するも、テイエムオペラオーと対戦する事になってしまうG1ではただの1度も先着を許してはもらえなかった。

そして迎えた第42回宝塚記念。
6度目の対決の時が訪れた。

出走馬を格理論で考察してみると「G1」級はテイエムオペラオーただ1頭。
それに続く「G2」級は前述のメイショウドトウ、目黒記念圧勝のホットシークレット、2冠馬エアシャカール、前年の有馬記念で3着に入り皆を驚かせたダイワテキサスとなかなかの好メンバーが揃った。
当然、主役はテイエムオペラオー。格・実績・馬齢・近走と、どこを取っても申し分なく、敢えて不安点を探せば若い和田騎手の油断以外に無かった。

ゲートが開くと、戦前からの宣言どおりホットシークレットが先頭に飛び出し、スローペースでゴールを目指そうと目論む。メイショウドトウも4・5番手につけて前後の様子を伺っている。テイエムオペラオーに目を移すとおよそ7番手あたりで馬群に包まれダイワテキサス、ステイゴールドらの厳しいマークを受けていた。ペースは完全にスローで落ち着き、前でレースをしようとする馬達に有利な展開に感じられた。

3コーナーを過ぎる頃、メイショウドトウは前へ前へと進出を始めホットシークレットに詰め寄る。テイエムオペラオーはまだ後方で馬群に揉まれていた。残り600M、メイショウドトウは早くも先頭に立ち、悠々とゴールに向かっている。2番手にはまだホットシークレット。テイエムオペラオーは立ち上がる程の不利を受けながらも、必死に馬群を割り抜け出してきた。衝撃的末脚でゴールに迫るテイエムオペラオーではあったが、遂にメイショウドトウに並ぶ事は無かった・・・。

1着・メイショウドトウ、2着・テイエムオペラオー。
着差1馬身1/4・・・ 6度目の挑戦でメイショウドトウがテイエムオペラオーの間に刻み込んだ「隙間」であった。

 

2001年 6月 24日
天気 − 晴れ
馬場 − 良

阪神 11 R
宝塚記念
G1(定量)

芝 右 2200 M   12 頭立

馬    名 性年 斤量 馬体 全格 出走 芝格 出走 休み 連闘 中央 クラ 別定 特別 馬場 頭数 古混 牡混 他条 タイム 人気 オッズ  
1 3 メイショウドトウ 
安田康彦
5 58.0 508
-6
G2 A 23 G2 A 18
2.11.7 2 3.4  
2 4 テイエムオペラオー 
和田竜二
5 58.0 474
-4
G1 A 21 G1 A 19
2.11.9 1 1.5  
3 6 ホットシークレット 
柴田善臣
5 58.0 450
-4
G2 B 24 G2 B 24
2.11.9 8 41.7  
4 9 ステイゴールド 
後藤浩輝
7 58.0 424
0
G3 A 45 G3 A 43
×
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2.12.1 5 18.3  
5 8 エアシャカール 
蛯名正義
4 58.0 500
-8
G2 A 13 G2 A 12
2.12.3 3 13.4  
6 11 アドマイヤボス 
デザーモ
4 58.0 478
-6
G3 A 7 G3 A 6
2.12.3 4 13.8  
7 7 ダイワテキサス 
岡部幸雄
8 58.0 462
-2
G2 B 45 G2 B 43
2.12.4 9 59.5  
8 12 マックロウ 
藤田伸二
4 58.0 456
-10
G3 A 13 G3 A 7
×
2.12.7 7 35.2  
9 10 アドマイヤカイザー 
芹沢純一
5 58.0 446
-4
G3 B 18 G3 B 18
×
2.12.8 11 135.3  
10 5 トーホウドリーム 
安藤勝己
4 58.0 466
+2
G3 A 15 G3 A 13
×
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2.12.9 6 30.1  
11 2 ダービーレグノ 
幸英明
3 53.0 454
+4
1600 C 9 1600 C 9
×
×
×
×
×
×
×
×
2.13.5 12 187.3  
12 1 ミッキーダンス 
河内洋
5 58.0 494
-2
G3 A 26 G3 A 25
2.13.6 10 64.1  

 

単勝 3 340 円 2 人気
複勝 3 120 円 2 人気
4 110 円 1 人気
6 410 円 9 人気
枠連 3 - 4 200 円 1 人気
馬連 3 - 4 210 円 1 人気
ワイド 3 - 4 150 円 1 人気
3 - 6 1020 円 16 人気
4 - 6 940 円 15 人気